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GOのライドシェアドライバー、東京都心で稼働したらどれくらい稼げるか?
日本でも一部限定でライドシェアが解禁となりました。なかでも、GOのライドシェアドライバーの募集が話題となっていますが、本日4月8日から実際にGOアプリで配車ができるようになりましたね!
そして、ドライバーとして働くことに興味のある方も多いはずです。ドライバーに登録する要件はありますが、基本的には通常の運転免許を取得して1年以上経過していればOKとのこと。二種免許を所持していなくても登録できる点、かなりハードルは低いです。
今回は、皆さんが一番気になっているであろうライドシェアドライバーとしのて稼ぎに焦点を当て、「ドライバーとして東京都心で1カ月フル稼働したら、いったいどくれくらい稼げるのだろうか?」という視点で見ていきたいと思います。
GOライドシェアドライバーの魅力
では稼ぎの検証の前に、Goのライドシェアドライバーが魅力的な仕事だと言われている所以を4点あげます。
1.繁忙時間帯で効率的に稼げる
Go株式会社が提供するライドシェアサービスでは、ドライバーは繁忙時間帯に限って勤務することができるようです。たとえば平日の朝の通勤時間帯や金曜夜、土日の日中などが繁忙期で、勤務はおおよそ1回4時間程度とされています。
2.副業やWワーク可能
ライドシェアドライバーとしての勤務は副業やWワークにも適しているとされ、柔軟な働き方ができることが期待されます。
3.固定給+歩合で収入アップ
給与は固定時間給に加えて、歩合給があります。つまり、お客さんを多く乗せることができれば、歩合給が増えて稼げる仕組みです。前述のようにタクシー需要の高い時間帯に稼働しますので、お客さんと全然マッチせず歩合で稼げないということはないでしょう。
4.通常の運転免許(1年以上)で応募できる
ライドシェアのドライバーになるためには、普通自動車免許を取得して1年以上経過していることが条件です。勤務地は主に東京都23区内を想定していますが、神奈川県横浜市、川崎市、京都府京都市、愛知県名古屋市などでもライドシェアドライバーの募集を行っています。また、自家用車を保有していなくても問題なく、服装や髪型などについての制限も特にないようです。
ドライバー報酬の設定はどうなっている?
Goライドシェアの利点がわかったところで、じゃあいったいどれくらい稼げるのか?について調べていきましょう。
ドライバーの報酬は各所で実際に公表されている内容などから、時間給 + 歩合給 ということがわかります。
そして、ドライバー募集をしているタクシー会社の求人情報をいろいろと見回ってみて、おそらく東京都心での稼働の場合は平均的にこのようになると予想します。
時給は1,800円前後、歩合は20%※
項目 | 詳細 |
---|---|
時給 | 1,800円前後 (燃料費・通信費として1時間につき400円の手当含む) |
歩合 | どこにも明記がない、公表されていないので、 ※仮に一般的なタクシードライバーの歩合50%よりは少ないと予想し20%としておく |
運行区域 | 新宿、渋谷、品川など山手線沿線地域、そのほか23区の一部 |
研修 | 営業所にて入社手続き・研修などを 10~15時間受ける |
歩合がどれくらいになるかで印象は変わりますが、時給1,800は魅力的ですよね。
乗客が支払う手数料と報酬への影響
それから忘れてはいけないのが、GOタクシーは下記のように様々な手数料が加算され乗客へ請求される点です。
これらがドライバーの歩合報酬に影響するかは、まだどこにも明記がないため今回は報酬への影響はないものとみなし、割愛しますが、手数料の種類と内容だけご紹介しておきます。
GO公式サイト「GO料金案内」より引用
(1) アプリ手配料
・手配料:100円 ※ニセコエリア、軽井沢エリアのみ300~900円(エリア・時期によって変動します。)
・タクシー会社によって発生有無が異なります。
・配車依頼前の会社・条件を選ぶ画面の「タクシー会社を選ぶ」、およびメニュータブの「タクシー会社」から、各タクシー会社のアプリ手配料発生有無をご確認ください。(2) AI予約手配料
・手配料:370円〜980円(エリア・需給状況によって変動します。)(3) 優先パス手配料
・手配料:300円〜980円(エリア・需給状況によって変動します。)(4) こだわり条件指定料
・GO優良乗務員手配料、JPN TAXI車種指定手配料、空気清浄機など搭載車両手配料:各150円(5) 空港定額手配料
・手配料:400円(6) プレミアムチャージ
・プレミアム配車の乗車運賃に対して0%-30%
・エリア・需給状況によって料率が定められます。配車依頼時にアプリ内料金詳細画面でご確認ください。
東京都心で1か月フル稼働した場合をシュミレーションしてみた
それでは、以上の情報から東京都心エリアで1カ月(30日)フル稼働したらどれくらい稼げるのか計算してみたいと思います!
前提条件として、このような条件を仮定します。
給与条件:時給1,800円 + 歩合給20%
稼働時間:1日あたり4時間 × 30日
稼動エリア:東京都心部
稼働時間帯:深夜料金が加算され、需要の高い深夜12時~早朝5時
時間あたりの乗車数:平均2乗車
客単価平均:2,300円 (東京都のタクシーの客単価が1,500円の深夜料金2割増し、初乗り運賃500円)
※時間当たりの乗車数については、様々ネット上を調べたうえでの感覚値です。
※アプリ手数料などの様々な手数料は報酬に反映されるか不明のため、今回は含みません。
この条件で計算すると、1カ月30日(120時間)稼働した場合、
時間給:216,000円 + 歩合給:110,400円 = 合計326,400円 となりました。
(※あくまでも筆者がネット上の情報を見て回って試算した内容であり、実際とは大きくかけ離れる可能性があります。)
率直に言えば、深夜に4時間稼働するだけでこれだけ稼げるのであれば悪くないような気がしますね。
運転好きな人なら向ているかもしれません。
稼ぎを最大化するための条件
おまけに、さらに稼ぎを最大化するための条件を考えてみました。
一般的にタクシー需要が高いのは、雨天の日や平日の深夜帯です。特に本降りの雨の日は、用事先に行くのに駅まで徒歩で行くとびしょ濡れになるし、面倒だからタクシー呼んじゃおう!ってなる人も多いです。
平日の深夜帯は、仕事や飲み会などで終電を逃した人達の需要が高まります。六本木交差点近辺は深夜になるとタクシーだらけになっていますが、そういうことですね。
もし日中も稼働可能なのであれば、雨の日はタクシー需要が激増しますので、稼働するタイミングとしては良さそうです。
深夜帯しか稼働できないとなると、一番良いタイミングは同じく平日の雨(土砂降りだと最高)の日ですね。この場合は、終電の時間前でもある程度の需要増が見込めます。
よって、Goライドシェアドライバーでより効率よく稼ぐ条件としては、
日中帯 →曜日限らず、強い雨が降る日
深夜帯 →平日の強い雨の日
となるのではないでしょうか。
まとめ
ついにGOのライドシェアサービスが開始になります。最初はタクシー需要の高まる時間帯のみ限定ですが、ドライバーとして働くことに興味がある方も多いはず。そこで今回は、「ドライバーとして東京都心で1カ月フル稼働したら、いったいどくれくらい稼げるのだろうか?」という視点で調べて検証してみました。
現段階では正確な情報が取れず、根拠のない内容になってしまいましたが、
東京都心で1カ月間Goライドシェアドライバーでフル稼働したら、おおよそ30万円稼げると算出できました。
現実的なところ、月に20日(80時間)も稼働できないと思いますので平均的なところで、10~15万円と言ったところでしょうか。
歩合の割合なども明らかになれば、また追記したいと思っております。