前回、【白タク合法化】ライドシェアの理想形はその場にいる車に乗せてもらうことという記事を書いたのですが、また同じようなネタで、こんなライドシェアあったらいいのにという内容です。
【白タク合法化】ライドシェアの理想形はその場にいる車に乗せてもらうこと
白タクが合法化したら良いななんて単純な考えで書いたものでしたが、記事の内容のとおり、現実は様々な問題があって実現は厳しいことがわかっています。でも、安全性の担保など何か条件を付けた状態で良い取り組みがあれば少しは実現の可能性はないかな?って前向きに捉えていけば良いと思っています。
なぜかというと、会社としてこの日本ライドシェア情報局を運営していますが、将来的にライドシェアに関連した新規事業をやりたいのです。そのために皆で知識を深めて、新規事業のアイデアを出すためにやっているというのが大きな理由です。
正直なところ、アイデアを浮かべるには法的とか、安全面の不安などの障壁については邪魔で一切の考慮をしていないので、あくまでも事業アイデアに繋げるために思いついたことをただ書いていますので、軽く読んでいただけると助かります。
海外でよく見る個人ガイドツアーって楽しそう
話を戻します。私はYoutubeでよく海外旅の動画を見ているのですが、ガイドさんが自分の車で秘境とか山岳部の村みたいな場所に連れて行ってくれるシーンをよく見ます。要は個人ガイドツアーみたいなものです。
普通のツアーでは絶対にいけないようなニッチな場所とかを案内してくれたり、自宅に招いて郷土料理を振舞ってくれたりとすごく魅力的で楽しそうだなと思います。
最近見た動画だと、モンゴルの遊牧民が暮している移動できる家「ゲル」に住んでいる一家が観光客の滞在と宿泊を受け入れていて、そこは首都ウランバートルから車で5時間くらい掛かるそうです。現地のガイドさんが自分の車で連れて行ってくれるのですが、車内では英語で楽しそうに会話をしながら現場へ向かう様子が映っています。
宿泊するゲルに到着するや否や、謎の酒(ヤギのミルクをどうにかしたやつ)を振舞われますが、明らかに変な色をしているので最初は飲むのを躊躇しています。でもせっかくここまで来たからと言って一口飲むのですが、みるみる顔が死んでいくのに笑ってしまいました。こういう体験はなかなかできないものです。
日本では観光ツアーといえばバスツアーがポピュラーですが、もっとパーソナライズされた個人や小人数グループ向けのツアーってあったら良いですよね。
・誰も知らないようなニッチなスポットに行ける
・ガイドの人と会話しながら観光できる
・団体ツアーと違い時間の融通が効きそう
・状況に応じてプランの変更などができる
パッと思いつくだけでこんなに利点があります。観光の幅がぐっと広がりそうですね!
でも当然、これは日本ではできません。
旅客自動車運送事業運輸規則という法律があり、認可された事業者のみが例えばバスツアーとして実施できます。個人だとガイドのみなら問題ありませんが、ガイドの自家用車に乗せて移動費込でガイド料を取るのは白タク行為に抵触するためです。
個人ガイドツアーが法改正や規制緩和で実現できないものか?
一定の資格や経験基準を設けて、認可を得た観光ガイド資格を持つ者だけが自家用車を使用した個人ツアーを実施できる。というのはどうでしょうか?
たとえば、
・訪日外国人向けに「全国通訳案内士」と「地域通訳案内士」の2つのガイド認定を取得していること
・二種免許を所持している
これであれば、制度をしっかり築くことでそんなに難しいことではない気がします。
せっかく日本でライドシェアが解禁されているのですから、こういった新しい形態ができるようになることが望ましいです。