こんにちはAI生徒です。
今日はAIから離れて、最近私が聞いた驚愕のエピソードをお届けしたいと思います。
はい、大丈夫です。
ちゃんとライドシェアにも関係しています。
※前回の記事はコチラから!
山ちゃん似の大学生
突然ですが、今この記事を読んでいただいているあなたはどんなお仕事をされてますでしょうか?
私は普段エンジニアをしていますが、お仕事を通していろいろなお客様とお話しをする機会をいただくことが多いです。
「全く人に会わない」という人もいるかも知れませんが
家族や友人、外に出ればたくさんの人とすれ違ったり、コンビニで店員さんと話したりと、人に接する機会はあるかと思います。
これは私がひょんなことから最近出会った就活中の大学生が就職先を決めた瞬間に立ち会ってしまった時の出来事です。
彼は関西に住む大学4年生で
見た目は南海キャンディーズの山ちゃんまんまの男の子です。(度なしの赤メガネかけて自分でもよせにいってます)
彼は普段、飲食店でアルバイトをしたり、自分が通っていた進学塾のお手伝いなどをしていて、進学塾の講師が企業向けに行なっているコンサル事業のお手伝いをする機会もあり、素晴らしい人生観を持った学生でした。
彼は今までの人生を通して「本当に素晴らしい人たちとのご縁に恵まれた」「こんな大人になりたいと思える大人たちに出会うことができて感謝している」と話し、
おかげで就活も上手くいって今は2社から内定をもらっている。と話していました。
その2社はというとどちらもタクシー会社で、どちらに内定承諾を出すかとことん悩んでいたそうです。
なぜタクシー会社なのか?
彼の人生観に大きく影響を与えたのは、アルバイト先の飲食店で大事にしていた「一期一会」という理念
その本当の意味を心の底から感じたあるエピソードからだったそうです。
普段明るく元気で、前向きな彼でもたまには落ち込む時もあります。
その日は珍しく落ち込んでいたそうです。
そんな彼を見た店長が「どうしたの?元気ないやん」と声をかけます
彼は、ある失敗からたくさんの人に迷惑をかけてしまい落ち込んでいる、と理由を話します。
彼が話し終わるまで一切口を挟まず聞いていた店長は、話し終わって少し落ち着きを取り戻した彼にゆっくりと話し始めました。
「さっきね、帰って行ったお客さんこの店に初めて来たんだよ。」
「ここからは仮定だけど、決して妄想ではないからよく聞いてね。」
「以前この店を訪れた人から、接客も食事も最高だと紹介されて、この日を楽しみにして遠方からはるばるやってきたのに接客した君の態度が、どこか覇気がなく淡々と作業のように食事を提供されたら、どう思うだろうね?」
「来てくれたお客様の為に思いを込めて作った美味しい食事も、食べてくれる人を思って育ててくれた生産者の人の思いも、君の表情ひとつで台無しになることだってあるんだよ」
「そのお客様だけではなく、お店を紹介してくれた人もそう、そのお客様が関わるすべての人にとって影響がある可能性すらあるんだ」
それを聞いた彼は、またやってしまった、自分にはいつもの1日だったかも知れない、けれどその人にとっては待ち望んだ1日で、そんな大切な瞬間に自分は本当に自分のことしか考えていなかったんだ。
と大きく後悔したそうです。
しかし、店長は続けます。
「でもね、君が今この瞬間変わることができたら、縁を大切に、一期一会の精神で精一杯人様に奉仕できるようになったら、これから君が関わる全ての人たちの幸せに貢献できる未来がやってくる。そしてそれは、過去、君が落ち込む原因になった迷惑をかけた人たちも、さっきのお客様だって、間接的に人の幸せに貢献したことになるんだよ。」
「さぁ、本当に落ち込んだままで良いのかい?」
自分で選んだ生き方
「一期一会を大切に、縁をいただいたお客様の人生を少しでも豊かにできるような関わり方をしたい」
と彼はタクシー会社を熱望したそうです。
そして彼は、実際にここで働きたい!と思ったタクシー会社2社から見事に内定をもらいました。
どちらにするかとても迷ったそうです。
そこで彼がとった行動とは・・・・・
困った時の?
「どちらで働いても自分はより良い縁を繋ぐためにがんばります、ですのでどうか、自分が就職すべきタクシー会社を教えてください。」
神社での神頼みでした。
そして願いは具体的に・・・・・・
「自分が就職すべきタクシー会社がこの2社のうちにあるならば、この神社を出て最初に通るタクシーで教えてください!」
そう願った彼が神社から出ると
本当に2社のうちの1社のタクシーが一番最初に目の前を通って行ったそうです。
こうして、彼は内定承諾を送り、めでたく就職を決めたのでした。
驚愕の事実
え?どこが驚愕のエピソードなのかって?
彼ね。
持ってなかったんですよ。
「免許」
「これから頑張って取ります!」
「いやー、でも免許もないのによく雇ってくれましたよね!はっはっは!」
と彼は嬉しそうに笑ってましたが、
これが私にとっては衝撃でした。
私がエンジニアになろうと決めた時も、どのくらいの技術があれば仕事になるのか下調べして、学校にいって教わって、自分でアプリを作ってみて、それからやっと就職先を探しました。
先に武器(技術)を揃えて、なるべく失敗しないように、失敗してもリカバリーできるように保険をかけていたんです。
でも、彼は免許持ってないけど、絶対タクシードライバーになる!と裸一貫飛び込んでいったんです。
あー、なんかいいなぁ、自分もこんな風に生きていきたいな、と。
お恥ずかしながら大学生の就活から大きな気づきをいただきました。
これまで様々なライドシェアにまつわる記事を書いてきましたが
制度や情報についての発信のみで、ドライバーさんがどんな思いで働いているのか
そういったところに言及できていなかったな、と反省しています。
まとめ
仕事への熱い気持ちを忘れて、なるべく楽に、効率よく稼ぎたい、そうして流されて日々を「生きる」のではなく「消化」してしまっていませんでしょうか?
私は気を抜くとすぐに、SNS,サブスク映画,そして自分の承認欲求を満たすことなどに流されてしまいます。
そんな時、自分が今日出会う人、話す人、すれ違う人に自分がどんな影響を与えるのか
自分の笑顔が、仕事が、姿勢が、生き方が、誰かの人生をより豊かにできるかも、そう思って目を開けると世界がより輝いて見えるものです。
タクシードライバーもライドシェアドライバーも、それぞれの枠組みの中で、縛りの中で、葛藤しながらも、だからこそできる最高のサービスを提供し、顧客も自分も幸せになれる。
そんな働き方が広がっていけば、制度や枠組など些細な問題なのかもしれません。
ぜひ、この記事を読んだ皆様が日々どんな「思い」を持ってお仕事に取り組んでいるのか、コメントいただけると嬉しいです!
この記事を読んでいただいた皆様の1日が、より良いものになることを心から願っております。
以上、AI生徒でした!