大分県別府市で「湯けむりライドシェア」実証運行スタート 〜日本型ライドシェアとはちょっと違うコミュニティバスのような運行?!〜

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自家用車で一般のドライバーが有料で乗客を運ぶことができる日本型ライドシェアが、都市部や観光地などで始まっていますが、6月から大分県別府市でもライドシェアが導入されました。その名も「湯けむりライドシェア」といいます。
この別府市の「湯けむりライドシェア」は、全国のライドシェアとは少し違い、10人乗りの乗用車と車椅子のまま乗ることができる福祉車両の2台が、決まった時間とルートで運行するコミュニティバスのような形態です。
地域の方々の移動手段の確保を目的として、行政が実証運行を開始しました。

大分県別府市ってどんなところ?!

大分県別府市は、九州地方に位置する都市で、「温泉の都」として知られています。
温泉文化が根付いており、温泉を利用した様々な文化や伝統があります。また、別府温泉の歴史は古く、鎌倉時代から温泉が利用されてきました。言わずと知れた温泉の街ですね。
アクセスは、大分空港からバスで約40分、大分市から電車で約20分の距離にあり、年間を通じて多くの観光客が訪れる人気の観光地です。

「湯けむりライドシェア」の概要

湯けむりライドシェア」はコミュニティバスを、2種免許を持たない一般のドライバーが運転します。運行ルートは決まっていて湯都ピア浜脇を出発し、東別府駅やゆめタウン別府、病院などを巡回します。
料金は1回200円で1日10便運行し、高齢化が進む地域の移動手段確保や観光支援などがねらいで誰でも利用できます。
詳しくは、別府市のホームページをご参照ください。

湯けむりライドシェア」は温泉地ならではのサービスで、別府市の温泉街の特性を活かしたライドシェアサービスです。
利用者は、専用アプリを使って、温泉地周辺の移動を快適に行えます。アプリでは、リアルタイムで車両の位置を確認でき、また目的地に最適なルートが提案されます。

「湯けむりライドシェア」の目的と課題

目的

湯けむりライドシェア」の主な目的は、観光客と地元住民の利便性を向上させることです。観光客にとっては、温泉巡りや観光スポットの移動を快適にする手段となり、地元住民には日常生活の移動を支援する役割を果たします。また、環境保護の観点から、電動車両を使用することで温泉地の美しい自然環境を守ることも重要な目的の一つです。

課題

湯けむりライドシェア」にはいくつかの課題も存在します。まず、サービスの普及と利用者の増加が重要です。特に、観光シーズンやイベント時には需要が急増するため、適切な車両数と運転手の確保が求められます。また、電動車両の充電インフラの整備も必要です。地域全体での協力とサポートが、これらの課題解決に向けて重要な要素となります。

まとめ

湯けむりライドシェア」は、別府市の温泉街に新しい便利さを提供するライドシェアサービスです。観光客にとっては、温泉巡りをもっと快適にするための強力なサポートとなり、地元住民には日常の移動手段として利用されています。温泉地での移動がよりスムーズに、そして環境にも優しくなった「湯けむりライドシェア」は、今後の観光地の移動手段としてますます注目されるでしょう。

別府市は2025年6月まで実証運行を行い、本格的に導入するかどうか検討するということです。

筆者 :

WebディレクターのLynXです。 趣味は、海外旅行、ショッピング、グルメ、ゴルフ。 訪れたことがある国は30数ヶ国。年に1〜2回異国の文化に触れては、改めて日本の良さを再認識する今日この頃です。

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