みなさんこんにちは。数列です。
地方のライドシェア事情を記事にしてみました。
今回は「地方のライドシェアはタクシー不足の鍵となるか?」と題して記事にしてみました。
日本版ライドシェアが地方で増えている
今年4月から段階的に始まった日本版ライドシェアですが、最近は地方でも続々と始まっていて、直近では6月7日から仙台市で運用が始まっています。
東北陸輸曲によるとこれまでに実施された4日間で、77回の利用があったとのこと。
比較できるデータがないのでなんとも言えませんが、4日間で77回の利用というのは結構多いような気がします。
配車アプリは「DiDi」を利用しているそうで、観光需要によるタクシー不足解消の一環で行われているそうです。
7月から新たに志摩市でも実証実験が始まる
三重県の志摩市では夏季の7月〜9月の2ヶ月間で実証実験を開始する予定だそうです。
背景には観光客の増加があります。
伊勢志摩国立公園含む志摩市は2023年の観光入り込み客数が約388万4千人となっており、コロナ禍前の19年と比較して93%まで回復しているそう。
コロナ禍が明けたのと同時に円安の影響もあってインバウンドも増加傾向にあります。
三重県は主に配車アプリ「Go」を利用しているようです。
タクシー不足解消のためのライドシェア?
仙台市も志摩市も背景には観光客の増加によるタクシー不足が大きな課題になっています。
地方は人口も少なく移動手段も限られるため、ライドシェアはその解決策として注目されてきました。
インバウンド含む観光客の増加により、最近ではより顕著に問題が顕在化しているように感じます。
日本政府観光局の訪日外客統計によると、2024年3月〜5月までの訪日観光客は3ヶ月連続で300万人を超えています。
観光客の増加によりタクシー不足は場所によってかなり顕著になってきているのではないでしょうか。
ライドシェアは地方でこそ輝くのではないか
東京を中心に観光客は増えているが、地方にもインバウンドの波がきているのは間違いないと思います。
地方では担い手が少なくタクシー不足が大きな問題になると思いますが、ライドシェアは地方こそ必要なのではないかと考えます。
観光資源は何も都心にだけある訳ではありません。
苦しかったコロナ禍もようやく明け、今後の観光客は右肩上がりに増えていくでしょう。
地方在住者の移動手段の確保は死活問題ですが、ライドシェアは問題解決の一つの鍵になるかもしれません。
参考記事:
仙台市ライドシェア 4日間で77回の利用
観光客向けタクシー不足解消へ 三重・志摩市でライドシェア実証事業